SSブログ

マシュマロ実験 [データサイエンス、統計モデル]

マシュマロ実験
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%83%AD%E5%AE%9F%E9%A8%93

Stanford marshmallow experiment
https://en.wikipedia.org/wiki/Stanford_marshmallow_experiment

マシュマロテストとは、子供とマシュマロを部屋に残しておき、一人になっても食べたらダメと伝える。
親が戻ってくるまで食べなかったら、マシュマロを2個あげると答えて、自制心があるかどうかをテストする実験です。

その後、子供の追跡調査をしており、初回のマシュマロテストでは、マシュマロを食べなかった子供の方(自制心がある子)が、社会的な成功度が高いという結果になった。
この辺りは、子供の遺伝的な要因が、将来の社会的な成功度と因果があると考えられていた・・・

しかし!
その後の、再調査で結論が変わります。

家庭の経済的背景という因子を考えると、実は、子供の自制心(遺伝的な要因)と社会的な成功度は関連がなく、
経済的背景と社会的な成功度が高かった!ということがわかりました。

その後、色々な実験でわかってきたことは、遺伝的な要因は10%ちょっと程度で、家庭の経済的背景が子供の将来の成長を決めるという結果がわかってきています。
それでも、遺伝的な要因が10%ちょっとあるという事実を大きいと見るとか、小さいと見るかですが。。。


成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: ハードカバー



こちらの本はとても参考になります。
kindle版の方がちょっと安いですね。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:学問