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カジノなどの投資法 その1 -マーチンゲール法について- [マネー]

このモンテカルロ法というのは、過去にモナコのカジノを一夜で潰してしまったことのある方法で有名です。
今では、現実の世界ではこの方法は禁止されているらしいです。

その説明の前に、マーチンゲール法についての説明から。
step1. 最初、$1だけ賭けます。

step2. 負けたら、掛け金を倍にして、$2かけます。
買ったら、$1に戻ります。

この投資法の弱点として、
・買ったとしても$1だけである。
・確率的に連続して負ける場合があり、その時の負け金額が指数関数的に上昇する。
です。

実際にどうなっているか、IBM SPSS Modeler(Clementine)でシミュレーションしてみると…



1か0をランダムで出現させ、投資する方は常に1を投資するとします。
試しに1,000回行ったとします。

この時、1が出た回数は、510回。
つまり、買った回数が510回なので、儲けは$510です。

また、連続して負ける可能性としては、8回連続で負けています。

この時の投資金額は、$256です。
$1 = 100円 と考えると、
 儲け:51,000円
 必要な最大投資金額:25,600円
となります。

では、これを100万回行ってみると、どうなるか?
1が出た回数は、500,658回。
儲けは$500,658です。

また、連続して負ける可能性としては、19回連続で負けています。

この時の投資金額は、$524,288です。
$1 = 100円 と考えると、
 儲け:50,065,800円
 必要な最大投資金額:52,428,800円(約5千万円)
となります。

ゲームの回数が多くなればなるほど、連続して負ける回数も多くなり
一度に必要な投資金額も増えてしまうのが欠点ですね。
実際のカジノとかでは、テーブルリミット(賭け金の上限)が設定されているので、勝ち続けることはできません。


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