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グルーポン、日本撤退 [マーケティング / 仕事]

グルーポンという会社名は知らない人が多いかもしれないけど、「スカスカのおせち」と聞くと覚えている人が多いかと思います。

フラッシュマーケティング全盛期を築いたグルーポンですが、日本撤退となったようです。

グルーポンのフラッシュマーケティングから学べることがたくさんあります。

1. クーポンとポイント文化の違い
アメリカはクーポン文化だけど、日本ではクーポンよりポイントが浸透している。

2. 市場のシェア争い
1位か2位になることが大切で、それ以外は没落してしまいます。
当時、クーポン(フラッシュマーケティング)といえば、グルーポンとリクルートのポンパレの二大サイトが有名でしたね。
それ以外の企業も後から参入してくるのですが、ことごとく消えて行っています。
実は、よく似た構造が最近起こっていて、QR決済の覇権争いも同じことが言えそうです。
「Origami Pay」とかも消えて行きました。

3. 儲かるように見えて、意外とコストがかかる問題
フラッシュマーケティングは、グルーポンが取る手数料の高さから、美味しいビジネスに見えて、多くの企業が参入しました。
しかし、手数料は良いのですが、意外と後から聞いてくるのがコストの話。
通常のECサイトは、一つのWebサイトを作った場合、数か月とか数年単位で使いまわすことができます。
ただ、フラッシュマーケティングは時間限定で購入をあおるサービスなので、せっかく作ったクーポンのページもすぐに消えてしまいます。

出店する側も運営する側(グルーポン)も、思ったよりコストが痛いことに後から気が付くことになります。

1年くらい前、グルーポンと同じような期間限定でお得なクーポンを配布するアプリ「タイムバンク」が出ていましたね。
テレビCMでやたら見た気がします。

調べてみたら、クーポン販売から撤退して、「Let(レット)」というアウトレット販売になっているようです。

しかし・・・アウトレットといってもまぁ、フリマみたいなもの。
上記の「2. 市場のシェア争い」を考慮すると、既に、メルカリ、ラクマ、ペイペイフリマ(ヤフオク)が既にシェアを取っているわけで、なかなか厳しい状況じゃないでしょうか。

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