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自然科学の統計学 (基礎統計学) ~検定の検出力 [データサイエンス、統計モデル]

こちらを読み進めていますが、その備忘録として。


自然科学の統計学 (基礎統計学)

自然科学の統計学 (基礎統計学)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1992/08
  • メディア: 単行本



6. 検定と標本の大きさ
6.1 検定の検出力

検定のロジック ⇒ 背理法のアイデアと類似している。

「間違いだ」と証明したい仮説を H0(帰無仮説) として持ってきて、
それを棄却した時だけ、積極的に保証できる。

つまり、どちらを帰無仮説にし、どちらを対立仮説にするか、であるが、
価値がある(異常を発見したい)ものを対立仮説とする。

検定(保守的)
 確実にこっちになっている保証のロジック
 検定は、とにかく保障する!

決定理論
 AとBの時にどっちに行くかのロジック
 ベイズは決定論に近い

マイニング
 こういう可能性もありますよと示すもの

論文や新薬が効くかどうかの世界においては、保証のレベルを上げる必要があるので、検定との相性が良い
ビジネスの世界においては決定論が向いている

パラメトリック検定
 θのパラメータに対しての検定
ノンパラメトリック検定
 身長などの分布に対しての検定

豊田先生が、ポストp値時代の本を書かれています。


はじめての 統計データ分析 ―ベイズ的〈ポストp値時代〉の統計学―

はじめての 統計データ分析 ―ベイズ的〈ポストp値時代〉の統計学―

  • 作者: 豊田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 朝倉書店
  • 発売日: 2016/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



実際は、p値が悪というわけではなく、それぞれの状況にあった使い分けだと思います。

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