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第38期棋王戦挑戦者決定二番勝負 第1局 [将棋]

第38期棋王戦挑戦者決定二番勝負 第1局が行われました。

決勝戦では、先手になった渡辺竜王が勝利。
敗者復活戦で勝ち上がった羽生三冠との再戦です。

持ち時間はそれぞれ4時間。

振りゴマの結果、先手は羽生三冠、後手は渡辺竜王。
戦型は矢倉。

矢倉の中でも先手が銀損をして、その代償として後手に殺到するという戦法です。

後手の△7三角に対し、▲6六銀と上がり、△4五歩 ▲同桂 △同桂 ▲同銀 △5三桂 と進みます。
ここで銀が死んでいますが、▲3四銀 △同金 と銀を捨てて攻めまくるのがこの戦法の特徴です。

その後、▲3五歩 △5五金 に ▲3四歩ではなく、▲3四桂 と指しました。
過去の将棋は、全部 ▲3四歩 で決して悪くはないと思ったのですが、羽生さんが新手を出しました。

王手銀取りなので、指されてみれば自然の指してに思えます。
結果、▲3四桂 △3一玉 ▲6四歩 と進みましたが、意外と難しかったようです。

その後、羽生三冠が押し切って、勝ち切りました。

第38期棋王戦 挑戦者決定戦 二回戦は、1月7日(月)に行われるようです。
次も、振り駒になります。

棋王戦の過去の2局は、どちらも先手が勝ち。
どちらが先手になるのか、そして、後手番になった方がどんな戦法を採用するのか、今から楽しみです。

先手:羽生 善治 三冠
後手:渡辺 明 竜王
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩
△6二銀 ▲5六歩 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀
▲5八金右 △3二金 ▲7八金 △4一玉 ▲6九玉
△5二金 ▲7七銀 △3三銀 ▲7九角 △3一角
▲3六歩 △4四歩 ▲6七金右 △7四歩 ▲3七銀
△6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂
△9四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △2四銀
▲3八飛 △8五歩 ▲1八香 △4二銀 ▲9六歩
△3三桂 ▲6五歩 △7三角 ▲6六銀 △4五歩
▲同 桂 △同 桂 ▲同 銀 △5三桂 ▲3四銀
△同 金 ▲5五歩 △4四金 ▲3五歩 △5五金
▲3四桂 △3一玉 ▲6四歩 △同 角 ▲5五銀
△同 角 ▲7七角 △同角成 ▲同金寄 △3三歩
▲7一角 △7二飛 ▲4二桂成 △同 金 ▲5三角成
△同 金 ▲3四歩 △同 歩 ▲4五桂 △4三金
▲2五歩 △2七角 ▲6八飛 △4五角成 ▲6三飛成
△6九銀 ▲同 龍 △6八歩 ▲同 龍 △6七歩
▲同金上 △6五桂 ▲5六銀 △3五馬 ▲6五銀
△2五銀 ▲4六金 △4四馬 ▲3七桂 △6六歩
▲同金直 △2六銀 ▲4五金 △3三馬 ▲5四銀
△同 金 ▲同 金 △3七銀不成 ▲5五金上 △4一桂
▲4四金上 △2四馬 ▲5七歩 △7五歩 ▲3三歩
△2二玉 ▲6一龍
まで117手で先手の勝ち

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