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他社サイト履歴、楽天が広告利用 「勝手に収集、気味が悪い」 [マーケティング / 仕事]

他社サイト履歴、楽天が広告利用 「勝手に収集、気味が悪い」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090821-00000044-san-bus_all
楽天が同社の検索サイトにアクセスした利用者のパソコンから、他社サイトにアクセスした履歴に関する情報を収集し、広告配信に利用していることが判明し、行政や消費者団体なども巻き込んで問題視する声が強まっている。この行為自体に違法性はないが、「情報が勝手に収集されて気味が悪い」などという利用者の声に加え、インターネット広告事業者なども「広告価値を下げる」と批判している。


こうやって集めたデータで、どこまで行動ターゲティング広告ってできるんだろうねぇ。
しょっぱいアルゴリズムで変なものしか表示されないとかってのは嫌だし、たとえ自分にとって興味のある広告だったとしても、毎回そればっかり表示されるのもどうかと思う。

旅行が好きだからといって、いつも旅行のバナーやメールが飛んでくるよりも、たまには、グルメのバナーが流れるとか。

問題が指摘されたのは、楽天が昨年6月から自社の検索サイト「インフォシーク」に導入した「楽天ad4U(アドフォーユー)」と呼ばれる広告配信システム。これは、インフォシークを訪れた利用者のパソコン上のブラウザ(閲覧ソフト)内に蓄積された他社を含む過去のサイト閲覧履歴を15種類に分類。楽天がその情報に基づき、利用者の閲覧履歴に合わせた分野のネット広告を配信する仕組み。
 
楽天は今後、グループ内の他のサイトでも、このシステムを適用させる計画だという。


最近、楽天からツールバーをインストールしたら
★★★ 楽天ツールバー ★★★
検索した日は全ショップポイント2倍!!

などというメールがやたら来ていたので、こんなことだろうと思っていたら、やっぱりそうだったか。

ツールバーインストールさせて、一見お得情報を配信ってみせかけておき、裏で情報を取って行動ターゲティング(BT広告)に使ってお金儲けという構想は考えられる。

楽天以外にもマクロミルとかもツールバーのインストールキャンペーンとかやっているけど、どうなんだろうねぇ。

ユーザがどこのサイトをみている/どんな検索をしているかって情報は、ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)が販売しているが、こういった情報も他の企業に売ることでお金に変えることができる。

後、VRIの様なデータを使って競合の情報を分析したり、集計したりして、自社のマーケティングの施策にしたり、営業ツールにしたりできる。
問題に思うのは、どのようにデータを取得したかってのが大切で、きちんと代表性があるデータなら良いのだが、マクロミルを使っているユーザから取ったデータとか、楽天を使っているユーザから取ったデータを元に集計したデータってかなりバイアスがかかって使い物にならないんじゃないだろうか?

使い物にならないって認識だと良いのだが、これを元に変に集計して営業ツールに使うって企業も出てくるのでは?
たとえば、
「○○のデータによれば、競合のAというサイトよりも自社のBというサイトの方がたくさんのユーザが利用していますよ。」
なんていうことに使ったりできるわけだ。

大量のデータが取得できるようになってきているが、本当に正しく活用できている企業ってどれくらいいるんだろうか…
うちも含めて…

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