SSブログ

35歳で脱サラ、プロの将棋棋士へ [将棋]

一サラリーマンの瀬川さんがプロの編入試験に合格し、プロ4段になりました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/shogi/

将棋のプロ棋士になるためには、奨励会という機関に入らなければなりません。
6級から3段まであり、そこで4段になるとプロになれるわけです。
つまり、将棋のプロは4段以上ということになります。

ただ、街道場の段・級とこの奨励会の段・級とは実力に大きく隔たりがあり、
アマチュアの有段者といえども、奨励会の級位者には勝つことはできなきません。

そして、26歳までの誕生日までに4段になれない人は、奨励会を即大会となり
プロの夢は消えてしまいます。

瀬川さんは、3段から4段に上がれなかったので、いったんはプロへの道が閉ざされました。
しかし、公式戦で何度もプロ棋士を破っており、61年ぶりに編入試験が行われることになりました。

4段になれない人は数多く、「瀬川さんだけ特別に試験をさせるのはどうだ?」と
いう批判の声も数多くあります。
ただ、「まったくプロになるための門を閉ざしてしまうのは、どうだ?」という
プロ棋士も存在します。
情報化社会の影響で、プロとアマの垣根は低くなりました。
将棋会にも、改革の波が押し寄せているんでしょうね。

瀬川さんが今までプロ棋士を相手に勝った将棋は、持ち時間が比較的少ない早指し
将棋がほとんどです。
プロの棋戦の多くは持ち時間が長く、タイトル戦は、二日がかりで行われます。
持ち時間が長い将棋で、今までどおり戦えるのかという不安はあります。
しかし、こういう形で棋士になった以上、今後は、勝ち負けだけじゃなく、
将棋の内容や戦い方にも注目が集まるでしょう。

「あきらめない!」という強い気持ちを瀬川さんに見せてもらった気がします。


nice!(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0