ドイツのライ麦（Rye）

○虎が家に遊びにきた。
お土産は、ドイツのライ麦（rye）。
日本では、圧倒的に小麦パン（wheat）が多い。

世の中にはいろいろな麦からパンが作られているみたいで、
小麦パン（Wheat）
大麦パン（Barley）
ライ麦パン（Rye）
がある。

ライ麦は、気候が涼しいところでも育ちます。
ドイツの厳しい気候でも育つのがライ麦で、小麦のパンに比べて、少しサワー（酸っぱい）感じがします。
また、若干固めですが、体には小麦よりもライ麦の方が良いみたい。
100%ライ麦でなくても、50%とか、70%ライ麦パンだと日本人も食べやすいかもしれない。

現在の小麦のアレルギー性疾患の増加は戦後の「栄養改善運動」と学校給食、そしてアメリカの小麦戦略によって作られたと言われています。

アメリカは自国の小麦を売りたかったので、ライ麦ではなく小麦で作られたパンを大量に日本に持ち込んできました。

第二次世界大戦後の「栄養改善運動」によってご飯、味噌汁、漬物、野菜の煮物を中心とした日本の伝統的食事から、急に、パン（特にグルテンを多量に含む強力粉から作られるパン）、牛乳、卵、肉、油といった洋風の食事になってしまった。
その結果、小麦、牛乳、卵、大豆に対するアレルギーが増えています。

しかし、現実問題小麦を使っているパンや食材は多く、ライ麦や大麦を使ったパンを探すことはかなり難しいです。。。