GEの決算に注目

GEは、毎年15%～20%の増益を目標にしている会社だ。
GEのCEO、ジェフリー・イメルト（Jeffrey R. Immelt）はサブプライム問題の真っ只中でも、「10％程度の純利益の成長が達成できる」と言っていた。
が！4月11日の第一・四半期の決算発表で前年同期比から約6％の減益となったと発表。
この結果に、GEの株価が13％下落してしまった。

11日に第二・四半期決算を発表するのだが、イメルトは、6カ月以内に信頼を回復できなければ、辞任に追い込まれる可能性があると。

投資家の声を和らげる一環として、クレジットカード部門やその他不採算の非中核部門の売却を計画している。
500億ドル規模の消費者・商業金融事業を年内に売却しようとしているが、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、キャピタル・ワン・ファイナンシャルなど、入札に参加する見込みはない。
サブプライムで痛手を受け、自社の存続で手一杯なのに、買収などできないのが現状だろう。