ジンガロ・弐 [テレビ / 映画]
馬術的に観ると、こういう話になります。
http://www.isfi.jp/blog/matsumoto/archives/2005/04/post_13.html
馬の知能はどれくらいか?ということですが
一般的に、犬や猫以上の知能を持っていると言われています。
人の声のトーンや種類を聞き分けることができます。
>チベット僧による祈祷が行われ、独特のお香が漂っていました。
よ~く嗅ぎ分けると、このお香の中に混じって馬の匂りがしました。
牛などと違い、それほど臭くはないんですが、
やはり敏感な人は感じると思うので、
お香をたくことで匂いを消していたのかなぁって思いました。
>僧侶たちによる低い穏やかな声は、どことなく懐かしい。
この穏やかな声は、人ではなく、馬の気分を穏やかにさせます。
ソプラノのオペラでは、馬は落ち着きません。(笑
>馬たちは、右に左に軽やかに演技を行います。
>それは、魔法をかけられた馬が、ダンスをしているように見えました。
馬を操るのはどこで操るか?
初心者的には、手綱で操ります。
しかし、実際、馬場馬術では脚やバランスで馬に合図を送っています。
手綱さばき!というよりも、脚・バランスさばきです。
一般の人だと気づかないような極わずかな合図。
まるで自らの意思で演技してるように見えるわけです。
馬が、右や左にダンスしたり、飛んだりする。
実は、これは、馬場馬術の運動の組み合わせです。
フライングチェンジ、ハーフパス、パッサージュ、ピアッフェ、ピールエット...etc
オリンピックで演技するような完璧な馬場運動でなくてかまいません。
そこそこの馬場運動で、かつ、これが重要なのですが
見知らぬ人に囲まれた場所でも、暴れたりしないこと。
高度な馬場馬術とオペラを組み合わせたのが、ジンガロなのです。