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客観的に外から見る機会 [マーケティング / 仕事]

最近、ツールやアルゴリズムが進化してきて、複雑な現象の予測精度が劇的に向上しつつあります。
それは内部的にはきちんとした数学的/統計的なロジックに乗っ取って作られているのですが、それをきちんと理解して使える人がどれくらいいるかと言えば、実際はそれほどいないんだろうなって感じています。

マーケティング担当者や分析者で何か施策をする際に、なぜ上手くいっているか説明できなくなってきている気がします。

昔は、いろんな仮説を考え、データに向き合い、施策を実行していましたが、ツールの方でそれなりにロジックを自動で作ってくれるため、仮説を作る機会が減り、どう施策を管理し運用するかが求められます。

そして、仮説構築の機会が減ってしまい、長期的に見たときにはマーケティングのスキルの低下につながっていく気がします。

客観的に外から見る機会がなくなってきている

マーケティング施策や戦略は、成功パターンを横展開しそれを加速させていくことができますが、実際は考え方は流用できるものの、細かい部分では異なっているためそのままツールを持ってくると失敗するケースが多々あります。

ツールに任せてしまっていると、そのような事態になった時に、はてどこが間違っているんだろうってことがなかなか分からなかったりします。
実際は、失敗する前に、俯瞰的に物事をみるマーケティングスキルがあれば、未然に防げることもあるかと思いますが。

最新のツールを受け入れつつ、昔から必要とされる核となるスキルは残しつつ、時折、客観的に自分や組織の状態を外から見て、修正していくってことが大切なんだろうなって思った今日この頃。

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