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誰に向けてのCMなのか? [マーケティング / 仕事]

ゼクシィのCM、年末篇
ttp://zexy-get-old-with.me/

う~ん、何かが違う気がする。。。

感じた点をいくつか書くと、、、

1. 最近のCMってキレイになりすぎていないだろうか?
昔は、パパパパーンとか、加藤ローサとか、一瞬見たり、音を聞いただけでゼクシィだと分かるCMだった。
最近のCMは、じ~~~と最後まで観ないとそれがゼクシィだと分からない。
もっといえば、これが結婚式の情報雑誌のCMだとさえ気が付かないのではないか?

CMって、じ~~~と集中して観るわけではなく、むしろ、逆だ。
今まで集中して観ていたテレビ番組の意識が途切れる瞬間である。

みんなCMを真剣に観てくれるものだと信じてCMを作っているのでは?と感じてしまうCMになっているように思える。。。

2. 誰に向けてのCMなのか?
→ これから結婚式の準備をする人に向けて
→ または、もっと若い層へのブランドの刷り込みとして
そして、これらの人たちは、毎年新しい新規カスタマである。

最近のCMを見ていると、結婚をした人向けのCMのような気がして仕方がない。

ゼクシィ自体は、創刊して何年も経っているわけで、作っている人も含めて、悪い意味で成長してしまっているのではないか?

一方、読者は、毎年、新しいカスタマである。
(基本、結婚は1年に一度となので。)
ワクワク感よりも、結婚に対して高尚なイメージが先行してしまっているのが残念だ。

マクドナルドが健康食品のメニューを出さないのは、カスタマがマクドナルドと聞いて健康食品を想起しないからである。
想起しない分野にブランドをずらしていく戦略もあるだろうけど、失敗するリスクが高い。

カスタマが期待する想起を外し過ぎると、記憶にも残らない失敗作になるわけで、このままのCM路線で大丈夫だろうか?と危惧する今日この頃である。

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