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日中戦争 - 戦争を望んだ中国 望まなかった日本 - [寺子屋]

『日中戦争 - 戦争を望んだ中国 望まなかった日本 -』を読んだ。

日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本

日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本

  • 作者: 林 思雲
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/10/23
  • メディア: 単行本



先日読んだ本「それでも中国と付き合いますか?」もそうだが、この本も絶版になってしまっているのが残念だ。。。

それでも中国と付き合いますか? (WAC BUNKO)

それでも中国と付き合いますか? (WAC BUNKO)

  • 作者: 山際 澄夫
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本



日中戦争は、侵略戦争であったか?
大東亜戦争を含め、歴史的背景やその原因が日本、中国の両方立場を軸にきちんと書かれていて読みやすかったです。

諸悪の根源は日本にあった、といえば、そうではない。
戦争をしたかったのは、日本ではなく中国であり、戦争を拡大する/縮小する主導権は中国側にありました。

面白かった部分を抜粋して書くと、
1. 日中戦争により、死亡した中国兵の数は、日本兵が殺した数よりも中国政府によって 亡くなった兵の方が遥かに多い。

2. 「南京事件」のような嘘の誇張がなぜ中国では起こるのか?
 その本質は、「避諱(ひき)」にあると書かれていた。
 中国の歴史学者と西欧の歴史学者の根本的な違いとして、
 西欧(日本も含め)では、何が起こったのかを正確に解明することが重要である。
 なので、科学が西欧を中心に発達した。

 一方、中国では、歴史学者は、国家を守るため都合の悪いことは隠し、都合の良いように歴史を書き換えようとする文化がある。
 これは、儒教から来るものである。
 なので、南京事件においても、次から次に誇張の数字が出て来て、いったい何がなんだか分からなくなってしまうのである。

3. なぜ、いつまで経っても靖国問題などに内政干渉してくるのか?
 日本(西欧)の意見としては、A級戦犯の人々は、戦争の罪は清められています。
 ここには、西欧では、罪は有限であるという思想があります。
 服役したり、死刑になったら、そこで罪は消えます。
 (そもそも、東京裁判自体が戦勝国による不法なものであったりしますが…)

 しかし、中国での罪は永遠という認識があります。
 罪は洗い直せないので1000年でも2000年でも、過去のことをぶりかえしてくる文化です。


そして、この書籍の最後に、今後われわれ日本人は、どのような態度を取るべきなのか、書かれています。

英語の responsible の訳として、「責任を取る」というのがあります。
別の訳として、「返答できる」、「回答できる」とう意味もあります。

中国や韓国の嘘の誇張に対して、「賠償などで責任を取る」のではなく、「歴史的背景や事実をきちんと回答できる」ことが大切だと思います。

そして、日本人が正しい歴史を認識し学ぶためには、何が必要なのか?

それは、正しい歴史を教えることができるように憲法や法律を変えることから始める必要があります。

憲法改正といえば、すぐに侵略とかミサイルとかメディアが騒ぎたてるが、個人的には、国防軍とかよりも、GHQが強制した教育基本法の改正をやり遂げてほしいと思う今日この頃である。

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