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『哲学ってなんだ - 自分と社会を知る』 [寺子屋]

『哲学ってなんだ - 自分と社会を知る』

哲学ってなんだ―自分と社会を知る (岩波ジュニア新書)

哲学ってなんだ―自分と社会を知る (岩波ジュニア新書)

  • 作者: 竹田 青嗣
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: 新書



哲学の入門書的な感じの本だった。

一見、良く分からない難しい言葉を並べるのが哲学のイメージがある。というか、あった。
この本を読み、哲学の考え方が整理された気がする。

この本の構成は、
 第一章 哲学との出会い
 第二章 哲学の「方法」について
 第三章 哲学の難問
 第四章 近代の哲学者たち
 第五章 「自己」を哲学する
 おわりに 再び哲学とは何か
という章立てになっている。

この本を読んで、「あぁ、そうか。」と思ったことがある。

「宗教」と「哲学」の違いである。

【共通部分】
「世界」説明の方法である

【異なる部分】
「宗教」
神話を用い人々に「世界の意味」を教え、説明するという役割を果たしてきた

「哲学」
1. 物語を使わず、「概念」を論理的に使って世界を説明する。
2. 「原理(キーワード)」を提出する。
3. つねに一からやりなおす。


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コメント 2

いっぷく

「宗教」というのは、観念論という世界観です。
「科学」は、唯物論という世界観です。
人間の思考判断は、何らかの世界観に基づいています。
そんな世界観を体系化、客観化する学問が哲学です。
と、私は認識しています。
by いっぷく (2012-10-03 22:43) 

Minky

> いっぷくさん
nice & コメントありがとうございます。
なるほど、世界観を体系化、客観化するのが哲学なんですね。
by Minky (2012-10-04 10:10) 

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