意思決定の行動心理学 ~反転効果~ [マーケティング / 仕事]
新しい選択肢が追加されると「軸」がぶれてあえて選ばなくなってしまう効果
【事例 1】
こんな実験があったそうです。
試食できるジャムが6種類あり、40人の人が試食をしたのですが、ジャムを買った人は30人だったそうです。
今度は、ジャムの数を24種類に増やしたところ、60人中ジャムを買ったのは3人に激減したとか。
選択が多すぎると葛藤が増えてしまい、選べなくなってしまうという事例です。
【事例 2】
レストランのワインの事例です。
高いワインと安いワインがあったとします。
その時の選択確率が
高いワイン → 50%
安いワイン → 50%
だったとします。
Q. ここでもっと高いワインを選んで欲しい場合どうすれば良いか?
A. あえて選ばれないだろう、さらに高いワインを追加する!
その時の選択確率は、
さらに高いワイン → 20%
高いワイン → 60%
安いワイン → 20%
となるそうです。
一番高いのはさすがに、、、でも、一番安いワインもなぁ、
ちょうど中間のワインにしよう!って心理なんでしょう。
なので、こういうことを知っている人は、一番安いものを選ぶとか選ばないとか!?
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意思決定の行動心理学 ~得と損は非対称~
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なるほど。
自分自身でほしいわけじゃないけど、買わないとならないようなものは、たしかに中間の値段のものを選ぶことが多いです。
選択肢が多すぎて迷ったら、私はまず買わずに帰っちゃいますね。
選択肢が多くなくても、迷っているうちに面倒になって帰っちゃう。
モノを買う時は、一瞬で「あ、これ」と思ったものを買っているような気がします。
ですので、買い物時間が短いです。
by お水番 (2011-11-13 12:51)
nice & コメントありがとうございます。
> お水番 さん
同じく知っていても、中間の値段を選んでしまいます。。。(苦笑
by Minky (2011-11-13 21:04)