SSブログ

【消費税】週末の参院選、どこに投票しようか… [時事 / ニュース]

日テレの「ズームイン!!SUPER」を観た。
今日は、週末の選挙に向けて池上彰が消費税について解説をしていた。

1%、消費税を上げると、2.4兆円の税収が増えるらしい。
今、5%で12兆円なので、仮に10%に消費税が増えるとなると、倍の24兆円となる。

消費税の話題でよく議論に上るのが、【平等かどうか】について。

400万円の世帯では、
約320万消費すると考えられ、320万円の5% = 16万を消費税として払っている。
この16万円ってのは、16万÷400万 = 4% が収入に対して支払った税金となります。

次に、1000万の世帯では、
約600万消費すると考えられ、600万円の5% = 30万を消費税として払っている。
この30万円ってのは、30万÷1000万 = 3% が収入に対して支払った税金となります。

この収入が低い人の方が、"いっけん"多く税金を払っているように見えることを逆進性の問題っていいます。

逆進性の回避する方法として、
1. 低所得者に税金を返す
2. 生活必需品の税金を軽くする
という方法があります。

1. の税金を返すという方法は、アメリカの様に社会保障番号を導入するなど、大がかりな納税者番号制度の導入が必要になってきます。
個人情報をどうするか、とか、導入に時間もお金もかかるのが問題です。

2. 軽減税率に関しては、何が生活必需品なのか?を定義することが難しいです。

イギリスを例にとると、
・牛乳などの生活必需品は、0%
・オレンジジュースのぜいたく品は、17.5%(もうすぐ20%)
の税金がかかります。
牛乳は、自分で作れないから生活必需品。
オレンジジュースは、自分でオレンジを絞ったら作れるから、贅沢品になるらしいです。
(´д`)

また、
・ケーキはパンと一緒に買うものって文化があるらしく、必需品(0%)扱い。
・ビスケットは贅沢品扱いで、17.5%です。

ここで、問題となるのが、定義。

ジャファケーキってのがあるらしく、これは、ケーキのような、ビスケットのようなものらしいです。
製造メーカは、ケーキだと言っていますが、政府はクッキーだろう!ってことで裁判になりました。

そこで、裁判でメーカがいったことは、
 【時間がたつとビスケットはやわらかくなり、ケーキは堅くなる。
  これは、堅くなるから、ケーキだ!】
と。
結局、この主張が認められ、ジャファケーキは、ケーキってことになりました。

ここからわかることは、、、何が対象になるのか?という規定が難しい、ってことです。


もう一つ、消費税がすんごく高い国(デンマーク)があります。
デンマークは、25%の消費税を払っていますが、誰も高いとは思っていない。
なぜなら、
・医療費や教育費もかからない。
・きれいな公園もある。
・誰も社会からはみ出さないようにみんなで助け合っている。
ってことで、高い税金を納得して払っています。

また、選挙に行く人の割合も90%を超えています。
高い消費税を払っているので、無駄遣いする政治家は落とし、どんどん政治や政治家の質がよくなるということですね。

池上彰は、こう言っていました。
「税金を決めるのは、選挙とは税金の使いみをを選ぶこと。」
だと。

さて、タイトルにもありますが、
"週末の参院選、どこに投票しようか…"

以前のブログで、こんなことを書いていました。
http://skellington.blog.so-net.ne.jp/2010-03-28
http://skellington.blog.so-net.ne.jp/2009-12-08
http://skellington.blog.so-net.ne.jp/2009-07-27

個人的には、消費税を導入した方が良いと思っている派ですので、今回は、消費税に反対している党にはいれません。
最初から消費税から逃げずに、10%ときちんと具体的に数字を出している"自民党"に投票しようかと思います。


日本経済の真実―ある日、この国は破産します

日本経済の真実―ある日、この国は破産します

  • 作者: 辛坊 治郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 単行本



nice!(7) 
共通テーマ:ニュース

nice! 7