SSブログ

入門 共分散構造分析の実際: 7章 トラブルシューティング その1 [入門 共分散構造分析の実際]

入門 共分散構造分析の実際: 7章 トラブルシューティング その1

入門 共分散構造分析の実際

入門 共分散構造分析の実際

  • 作者: 朝野 煕彦, 小島 隆矢, 鈴木 督久
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/12/20
  • メディア: 単行本

7章 トラブルシューティングで書かれていることは
7.1 往来の統計ソフトウェアで検証的因子分析ができるか?
7.2 共分散構造分析で探索的因子分析が実行できるか?
7.3 因子分析ではどの説明変数を1にこていしてもよいのか?
7.4 因子得点の予測法がわからないのですが?
7.5 なぜ測定指標が1つの潜在変数があるのか?
7.6 不適解となったらどうすればいいですか?
7.7 適合度指標の読み方がわからないのですが?
7.8 標準解と非標準解をどう使い分けるのか?
7.9 共分散構造分析に適さないデータとは?
7.10 ダミー変数の使い方とは?
7.11 モニタリングとは何ですか?
です。

今までの章とは異なり、SEMを使っていて発生するトラブルとその対策をまとめています。
個人的には、この7章がすごく有益だなぁと思いました。

【往来の統計ソフトウェアで検証的因子分析ができるか?】
Amosなどのソフトがない場合、通常のソフトでSEMができるか?とのFAQ。


図1:2因子で検証的因子分析


図2:検証的因子分析最終版

2つの健康因子とレジャー因子には、0.60という相関があります。
このパスがあるため、因子不可量も変わってきてしまいます。
RMSEAの適合度指標も図2の方が良い。

上記の様に測定変数間の関係、誤差間の関係をモデルに組み込むことができるのがSEMの強いところです。

また、通常の因子分析でも斜交解を選ぶことができますが、ある組は直交性を仮定する一方で、ある組に相関や因果を仮定することはできません。

入門 多変量解析の実際 第2版

入門 多変量解析の実際 第2版

  • 作者: 朝野 煕彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(1) 
共通テーマ:学問

nice! 1