火曜日教室 飛香落ちに挑戦 その14

火曜日教室 飛香落ちに挑戦 その14

今までは、矢倉にがっちり組んでから攻めていました。
しかし、今日は、将棋の飛香落ち定跡にのっとって指しました。

矢倉に組んだ場合、しっかり囲えるのですが、上手もしっかり囲ってきます。
その分、しっかりとした力がないと勝ちきることはできません。
駒落ち特有の駒組みではないので、通常の対局にでも応用できる手が多いです。

では、なぜ、駒落ちを勉強したのか…
一般道場で駒落ちを指す機会が増えました。
相手は駒落ち定跡で攻めて来るので、やはり、駒落ち定跡も勉強しないと…
ということで勉強しました。

ということで、さっそく飛香落ち定跡の第1回目

1時間目: 棋譜解説

2時間目: 指導対局
開始日時：2006/12/19 19:00
場所：東京・将棋会館
駒落ち：飛香落ち
下手：Minky

△3四歩　▲7六歩　△4四歩　▲1六歩　△3二銀
▲1五歩　△4三銀　▲1八飛　△5四歩　▲4八銀
△6二銀　▲4六歩　△5三銀　▲4七銀　△6二玉
▲1四歩　△同歩　▲同飛　△1三歩打　▲1八飛
△7二玉　▲6八玉　△6二金　▲7八玉　△9四歩
▲9六歩　△6四銀　▲5六銀　△5三金　▲5八金
△7四歩　▲4八飛　△3三角　▲6八金　△3五歩
▲1二歩打　△3二金　▲4五歩　△同歩　▲3三角成
△同桂　▲6六歩　△5五歩　▲6七銀　△7五歩
▲同歩　△同銀　▲1一歩成　△7四角打　▲2八飛
△4六歩　▲4八歩打　△4二金　▲2一と　△5二金
▲3一と　△9五歩　▲同歩　△9七歩打　▲同香
△9六歩打　▲同香　△同角　▲1八飛　△8四香打
▲8八銀　△7四角　▲1三飛成　△2九角成　▲7六歩打
△6四銀　▲1二龍　△7四馬　▲1三香成　△9六馬
▲2三成香　△8六桂打　▲6九玉　△9八桂成　▲3三成香
△同金　▲4一角打　△8八成桂　▲5二角成　△同銀
▲同龍　△7三玉　▲7五銀打　△7一銀打　▲6五桂打
△同銀　▲同歩　△7二桂打　▲6四歩　△同歩
▲7四銀打　△8二玉　▲6三龍　△7三歩打　▲3三龍
△7四歩　▲8四銀　△同桂　▲6三金打　△7二銀打
▲9四香打　△同香　▲同歩　△6三銀　▲同龍
△7二銀打　▲5二龍

まで112手まで、引き分け。。。(≧д≦)

---棋譜解説---
　　△3四歩　▲7六歩　△4四歩　▲1六歩　△3二銀
　　▲1五歩　△4三銀　▲1八飛　△5四歩　▲4八銀

▲4八銀で▲1四歩からの交換を急ぐと、相手の左銀が中央に出てきて、△5五歩と受け止められます。
そこでこの△5四歩と△6二銀の動きを見て、下手も▲4八銀から腰掛銀へと組んでいく必要があります。

　　△6二銀　▲4六歩　△5三銀　▲4七銀　△6二玉
　　▲1四歩　△同歩　▲同飛　△1三歩打　▲1八飛
　　△7二玉　▲6八玉　△6二金　▲7八玉　△9四歩
　　▲9六歩　△6四銀　▲5六銀　△5三金　▲5八金
　　△7四歩　▲4八飛　△3三角　▲6八金　△3五歩
　　▲1二歩打　△3二金　▲4五歩　△同歩　▲3三角成
　　△同桂　▲6六歩　△5五歩　▲6七銀　△7五歩
　　▲同歩　△同銀　▲1一歩成　△7四角打　▲2八飛

ここ▲2八飛では、▲1八飛でした。
まだ、桂馬を渡すのは怖いと思い、△4六歩から▲4八歩打を見て、機会を見て▲1八飛と回る手を考えました。
しかし、結局1手遅れることになったため、ここは、強く▲1八飛と回るべきだったと思います。

　　△4六歩　▲4八歩打　△4二金　▲2一と　△5二金
　　▲3一と　△9五歩　▲同歩　△9七歩打　▲同香

ここで▲同香ではなく、▲8八銀と上がり、△9五香に ▲同香 △同香 ▲同銀と進めた方が良かったと思います。

　　△9六歩打　▲同香　△同角　▲1八飛　△8四香打
　　▲8八銀　△7四角　▲1三飛成　△2九角成　▲7六歩打
　　△6四銀　▲1二龍　△7四馬　▲1三香成　△9六馬
　　▲2三成香　△8六桂打　▲6九玉　△9八桂成　▲3三成香
　　△同金　▲4一角打　△8八成桂　▲5二角成　△同銀
　　▲同龍　△7三玉　▲7五銀打　△7一銀打　▲6五桂打

実は、△7一銀打が敗手。
ここで上手に詰みが発生しています。
時間に追われ読むことができませんでした。
▲6五桂打ではなく、▲6四銀 △同歩　▲6五桂と打って詰み。

　　△同銀　▲同歩　△7二桂打　▲6四歩　△同歩
　　▲7四銀打　△8二玉　▲6三龍　△7三歩打　▲3三龍
　　△7四歩　▲8四銀　△同桂　▲6三金打　△7二銀打
　　▲9四香打　△同香　▲同歩　△6三銀　▲同龍
　　△7二銀打　▲5二龍

ここで21時半を回ってしまったので、今日は引き分けということになりました。